WEBサイトの中でタウマイメージという屋号に込めた意味は書いたけれど、その屋号が閃いたのと同時にシンボルマークのイメージも同時に沸いてきた。ブログの3記事めはシンボルマークに込めた意味を文章にしてみました。

屋号の意味はAboutに書いたので読んでもらえると嬉しいですが、僕の仕事はビジュアルを通じて誰かにメッセージを届けること。それは翻訳のように何かと何かを繋げることで、アートと広告を繋げるみたいなジャンルをどんどん繋げてミックスしていくようなことでもあって、今、そして未来にとても大切な感覚だと思っていて。

そして自分の創作活動の原点となった、自然現象の圧倒的な情報量の多さに対面した時に感じる気持ち。

僕は色んな角度からこの気持ちについて考えてきているのだけど、その自然現象の説明をすることができるカオス理論という方程式がある。この理論は昔から予想はされていたのだけれど、複雑すぎて計算がなかなか難しく、コンピューターの発展が複雑な計算を可能にして数式の全容がどんどんと見えてきている理論。

カオス理論とはすごく簡単に書くと、ほんの小さな数式の初期値が変わるだけで、結果に大きな差が起こり、予想がつかないような複雑な現象になっていく、その法則を表した理論であり数式。これで成り立っているものの代表的な例でいうと自然界の大気現象とか。

カオス理論の説明動画シリーズ。これを見ると3DCGの考え方とカオス理論はとても関係の深いものだということがわかるのです。僕は3DCGを通してこの理論と出会い、感銘を受け続けています。

そして8話目に方程式をモデル化した3Dのモデル(図)が出てきます。

ストレンジアトラクター(ローレンツアトラクター)

見てください。この美しい図を。動画の中の解説のように初期値が少しでも違うと、モデルの大きさやラインの通る場所等は違っていくのだけど、俯瞰で引いてみると蝶の羽のような形状は変わらない。両方の羽を結ぶラインに、自然現象の中に見られる数式のラインを表したものに結びつきの力強さと繊細さを感じることができます。

両方の羽がそろうことで世の中の現象を表現している。その片羽ずつは、一見すると違うことのようにみえても、複雑な計算ができた結果(これも人類の功績です)見えてきたカタチを観察すると、あるカタチになる。カタチにすることで答えの片鱗が世の中の人に見えてくる。想像できるようになる。

まさにこのことが自分がビジュアルを使ってやろうとしていることだなと!

TAUMA IMAGE CI

このアトラクターのモデルの形を元にし、結びつきの強さ、何かと何かを繋げて答えを導いていくという想いをシンプルなラインで表して、タウマゼインという言葉(Aboutを参考)のはっ!と気が付いてしまう、考えてしまう、出会ってしまった時の思考の初期衝動を右上の2つの点で表現しました。TAUMAとIMGの間にある=にも繋げるという気持ちを込めて。

そして深い群青色はまだ夜が明ける前のやや薄暗い空と、金色(深い金色の色味)はそこに静かに輝く月のようなイメージ。発見した気持ちの中の煌めきを色で表しました。

この屋号を使って、色んな人と繋がって、色んな気持ちをビジュアルにして行きたいと思ってます。

僕は自分が世の中に対しての気持ちとか疑問、考えてることを作品にし続けてきました。創作というのは0から1を発見し続ける行為なのだけども新しい事業ではこのやり方を広告の仕事にも活かしていきたいと考えています。

アートと広告はミックスされていって、混沌とした世の中で輝くものになると思う。

僕がその昔、映像や写真に輝きを見つけて人生を豊かにしてもらったように、この世の中に残しておきたい何かを持ってる方々のお役に立てたらなと思ってます。

そんな方達の翻訳者であり、伴走者であり、仲間でいれたらと思います。

ぜひ一緒に仕事しましょう