


インフルエンサーコラボレーションのビジュアルは、タレント撮影とブランドカタログの中間に落ちやすい。本人の発信力に依存すれば広告色が薄まり、ブランドトーンに寄せすぎれば本人の存在感が消える。Maglie le cassettoのコラボレーション企画は、コラボレーター自身がデザインに関与しているため、"着る人"と"つくる人"が同一である構造をどう画に定着させるかが課題だった。

ブランド基調の"上質フェミニン"をベースに、インフルエンサーごとの個性を崩さず共通トーンに整えた。背景や小道具は最小限に抑え、服の構造線と姿勢の関係を中心に据えている。ポージングでは「形を指示する」よりも「動きの流れを拾う」アプローチを採用した。


ハウススタジオで自然光を基調に、ストロボ光を併用。被写体との距離を調整し、緊張を和らげながらも"ブランドに見える構図"を維持した。日常光と美的構造の中間を狙うライティング設計で、人物が動いても美しく見える範囲にトーンをコントロールしている。

ブランドの高いビジュアル基準を保ちながら、コラボレーター本人の存在感を自然に写し取ることに成功。SNS拡散を目的としたシリーズとして、日常とブランドの境界をやわらかく接続した。

















