
次世代の写真表現を発掘する日本を代表するアワードにて優秀賞を受賞。「見る」という行為の構造を主題とした作品を発表し、視覚文化を再設計する試みとして高く評価された。本展示は、TAUMAの「構造をデザインする」という思想の起点に位置づけられる。

視線が交わる一点を、空間として立ち上げる。写真と映像を用い、光と身体の位置関係を再構築した展示。観る者の動きによって像が変化し、見るという行為そのものを体験へと還元する。

同じ場所を見続けることで、世界はゆっくりと形を変えていく。時間とともに光や影が移ろい、見る行為そのものが更新されていく展示。反復を通して、観察の持続が風景を変容させる過程を体験として提示した。

写真集『Frozen Butterfly』(キヤノン株式会社刊)の刊行にあわせて開催された記念展。
自然と人工物のあいだに潜む構造的な“美の差異”を観察し、
その視覚的リズムを標本のように再構成した。
観察を構造へと変換する試みとして、写真の批評的可能性を提示した展示。




