酒井医療株式会社

140th RE : STORIES

Black silhouette of a person holding a heart-shaped balloon.

酒井医療株式会社

140th RE : STORIES

Cinematic Humanity/Brand Storytelling

企画/演出・コミュニケーション設計/撮影/編集・レタッチ/アーカイブ設計
創業140周年を機に、全国の事業所を横断して社員330名を撮影。 「記念写真」ではなく、一人ひとりの仕事の誇りと人間味を立ち上げるために、移動式スタジオとプロのヘアメイクを伴って各地へ。広告クオリティの照明・演出で“会社を支える現在”を可視化し、編集物として束ねた。

① PREMISE | 前提の設計

周年記念の映像や冊子は、多くの場合「歴史の語り直し」にとどまる。創業の精神、年表、経営者のメッセージ──それらは正しいが、いま働いている人の体温は映らない。全国に分散した拠点を持つ企業において、「いまの姿」をブランド資産として可視化するには、モノローグではなくポリフォニー──一人ひとりの存在を同じ精度で写す構造が必要だった。

一人に30分。対話して、整えて、主役として写す。330回それを繰り返した。撮影者として、人と人をつなぐ伝令でありたかった。

② STRUCTURE | 演出・構造の設計

「全員が主役」というコンセプトのもと、全国の事業所を巡る移動式撮影体制を構築した。広告現場で信頼のあるヘアメイク・制作スタッフを起用し、統一したビジュアル基調を設計。被写体の職種や性格に合わせたポーズと会話設計を行い、対話と沈黙のあいだに生まれる"その人らしさ"を見極め、無理に演出せず写し取った。

③ INTEGRATION | 技術・実装と統合

背景紙とProfotoの大光量ストロボを搭載した移動式スタジオを全国に持ち込み、どの拠点でも同一条件で撮影。照明と空気の密度を合わせ、職場の空気感を漂わせつつも中立なトーンで統一した。道中では各地の街並みや風景も記録し、"働く場所の風景"を挿話として織り込む構成としている。色調管理とプリントプロファイルを統一し、330名のポートレートを「一人ずつの物語」かつ「全体の呼吸」として一冊の冊子に束ねた。

④ VALUE | 変化・価値の結実

写真と映像の二軸で構成された周年プロジェクトとして、社外へのブランド発信と社内の結び直しが同時に機能した。「同じ光の中に全員がいる」という視覚的一致が、拠点を超えた組織の一体感を質的に強化した。 自分が写るだけでなく、同僚の存在を「誇りある肖像」として再発見するという体験が、社内エンゲージメントの向上に大きく寄与。 140年という時間の延長線上にある「これからの企業像」を、抽象的なスローガンではなく、330名の具体的なリアリティとして提示したことで、採用やブランド発信における強固な基盤を確立した。

Start from the Premise.

企画書が固まっていなくても構いません。
構想段階の壁打ちから、演出、撮影、技術実装まで、
プロジェクトの状態に合わせて柔軟に対応します。
Night sky filled with countless stars and the Milky Way galaxy visible above a dark silhouette of trees.
Young woman in a light dress looking up against a clear blue sky.
Silhouettes of two people on a rocky hill during a colorful sunset with a starry sky.
Hand reaching towards bright sunlight with blurred green foliage in the background.

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