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EXPOSE
光のしきいを渡る
Thresholds of Light
EXPOSE
光のしきいを渡る
Installation Art / Permanent Work
建築の内部に、光の“質”そのものを体験するための場をつくり出した。 暗闇に近い微光から、直視できない強度まで—— 光が空間を満たす過程を、知覚のぎりぎりのところで捉える装置である。 光は照明ではなく、現象としての“存在”へと変質する。
STATEMENT|光が感情へ触れるその瞬間を、構造として提示する
光は、世界を照らすための手段ではない。
それは、私たちが“世界と接続している”という事実を、
最も原始的なレベルで思い出させる感覚の起点である。
EXPOSE は、建築内部に配置された 12m の暗闇を舞台に、
光が生まれ、揺れ、変質する“現象そのもの”を体験化した作品である。
ここで扱っているのは、いわゆる照明演出ではない。
人間の知覚が「どこから光を光として認識するのか」という、
閾値(threshold) の構造そのものだ。
人は、暗闇の中で微弱な光を浴びるとき、
それが“光”なのか“気配”なのかを判別できなくなる。
強い光に包まれるとき、
それが“眩しさ”なのか“恐れ”なのかが曖昧になる。
光は常に、感情の手前の領域に、揺らぎを伴って立ち上がる。
EXPOSE はその揺らぎを、
LED・音・アルゴリズム制御を組み合わせて構造化し、
“見ること”を一度解体してから再構築するための装置として設計された。
私が写真制作で長く扱ってきたのは、
「見える/見えないの境界にある構造」である。
Tangent Point(2015)で追っていた“出来事と視線の交点”、
Frozen Butterfly で扱った“微差の集積としての美”。
そして近年の Unchosen で扱う “視覚制度の構造”。
EXPOSE は、それらの問題を
光というもっとも根源的な現象に落とし込み、
知覚そのものを露呈させる試みである。
光は語らない。
ただその場に現れ、消え、揺らぎ、触れて去っていく。
その一瞬一瞬が、体験者の中のどこかに沈殿し、
現実世界との境界をひとつ揺らす。
その揺らぎこそが、この作品が“光を露出する(expose)”という名を持つ理由である。
CHAPTER 1|Perception(知覚の揺らぎ)
暗闇に沈む空間で、光は“気配”として立ち上がる。
見える/見えないの境界線を揺らし、
光が知覚の内部に入り込む瞬間をつくり出す。
CHAPTER 2|Emergence(光の生成)
LED を 4,096段階で制御し、
微光から閃光までの質的変化をアルゴリズムで発生させる。
光はストーリーを語らず、ただ“生じ続ける現象”として存在する。
CHAPTER 3|Threshold(閾値の構造)
音響と光を同期させ、
空間上部・下層のスピーカーから“光の動き”に合わせて音を移動させる。
視覚と聴覚が交差する瞬間、
“自分と現実のあいだ”に薄い境界線が現れる。
Creative Process
Structure|光の構成
LED17,000個、4,096段階の調光。
光の揺らぎを定義するための最小単位(質感・速度・断続)を構造化。
Design|空間設計
12m の吹き抜けに“暗闇の器”をつくり、
光が滞留・拡散・消失するための建築的リズムを設計。
Curation| 光と音の統合
LED制御と音響プログラムを連携させ、
知覚の閾値に触れる“体験の連続”を編集。
音像が移動し、残響が揺らぐことで、観る者の皮膚感覚に作用する。
サウンドデザインは音楽家の高橋琢哉氏
Finishing|感覚の仕上げ
光と音を最終的に調整し、
“感情の前室”のような静かな領域へと収束させる。
CONTEXT
当時、私は写真作品 Tangent Point で
“出来事と視線の交点”を探っていた。
EXPOSE は、その探求を光の領域へと拡張した作品である。
写真の中で扱っていた“微視的なしきい値”が、
空間スケールで“知覚のしきい値”へと置き換わった。
後のReincarnation of the Beauty,Frozen Butterfly
そして現在の Unchosen に連なる
“見るとは何か”という核心的な問いが、
この作品でひとつ形を得ている。
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プロジェクトの状態に合わせて柔軟に対応します。
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