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SENSING –ZEN–
借景の再解釈、拡張する庭
Collaboration: DAIWA HOUSE INDUSTRY
SENSING –ZEN–
借景の再解釈、拡張する庭
Installation Art / Permanent Work
マンションの廊下という閉じた空間の中に、 日本の「借景」の思想をデジタルで拡張した“第二の庭”を立ち上げた。 静的なオブジェと動的な光・音が交差することで、 限られた空間に、外の世界が広がる“感覚の入口”を作る試みである。
statement
「SENSING –ZEN–」は、私の空間表現における出発点であり、
光・音・モチーフが現象として立ち上がる瞬間をどう設計するかを探った作品である。
ここで扱ったのは、自然そのものではなく、
自然を知覚する身体の構造だった。
廊下に置かれた盆栽のオブジェは、映像と音の変化によって
“物体”から“出来事”へと遷移し、空間そのものが変化していく。
借景とは、ただ景色を取り込む技法ではない。
人が世界とどう関係を結ぶかという視覚の思想である。
この作品ではその思想をデジタルに再解釈し、
光がオブジェを媒介して空間に滲み出す“もうひとつの庭”として構築した。
廊下を進むと、モチーフは変形し、音は層を増し、
視覚と聴覚がともに“見えていない広がり”を感じ始める。
画面の中の映像ではなく、光そのものが空間に立ち上がったとき、
人の知覚はどこまで拡張できるのか。
その問いが、この作品の核にある。
この作品で得た発見─
空間が変化する瞬間こそ、知覚がもっとも鋭く反応するという構造は、
後続の Transmittance Wood、Sun and Moon、Reincarnation of the Beauty まで
一貫して流れ込んでいく。
ZEN は、私のインスタレーション全体に通底する
“知覚の旅”の最初の章である。
Chapter 1|Sensing the Garden – 広がる庭の感覚
廊下という閉じた空間の中に、視覚がひらかれる“庭”を生成した。
空間そのものが拡張していくように見えるのは、物理的な広さではなく、感覚の構造に働きかけるためである。借景の思想を、デジタルの時代にもう一度再構築した章。
CHAPTER 2|Transforming Objects – 静から動へ、オブジェの変容
オブジェは映像によって動的な存在へと変わり、
光が媒介となって空間が“物体”から“出来事”へ変質する瞬間を扱った。
CHAPTER 3|Expanding Perception – 感覚の拡張としてのインスタレーション
本作が扱ったのは、“自然らしさ”ではなく、自然を感じる身体の記憶である。
映像と音響が結びつくことで、空間は現実と想像力のあいだに揺れ、体験者は“見えている風景以上のもの”を感じ始める。ここで初めて、後の作品へ続く「知覚の拡張」という主題が立ち上がった。
Creative Process
Structure – 借景の構造設計
盆栽オブジェと廊下空間を組み合わせ、視線が自然に広がる構造を設計。
借景の思想を現代的に翻訳し、空間が奥へと抜ける“錯覚”を意図的に作り出した。
Visual Motion – 視覚変化の生成
プロジェクションを用い、静的な彫刻が動的存在へ変化する瞬間を設計。
映像は画面ではなく“空間に宿る光”として扱い、揺らぎを中心に構成した。
Sound Layer – 音と歩行の同期
Fantastic Plastic Machine(田中知之)氏による音響を採用。
廊下の動線と音の変化を同期させ、歩くほどに音楽が“完成”していく構造を設計した。
Activation – 体験を起動する仕掛け
エントランスの自動ドアが開くと作品が起動する仕組みを設計。
“通過”という日常行動を作品体験へと転換し、生活空間に自然な導入を行った。
Context
ZEN は、自然を再現するのではなく、
自然が人に残す“感覚の構造”を再構成するための最初の試みだった。
ここで生まれた問いは、
Transmittance Wood、SUN AND MOON、SPECTRUM、EXPOSE、
Reincarnation of the Beauty、DISTANCE へと連続していく。
TAUMA のインスタレーション作品群の原点となる作品である。
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More Art works
光の“存在感”を、物質の外側に組み立てる。
Transmittance Wood
光が「樹木」を成立させるとき
太陽光の“質”を再構成する光の滝
SPECTRUM
光が物質になる瞬間
A distance that was never closed
Distance / After
After the relation ended
Start from the Premise.
まだ構想段階でも、相談から始められる。
企画書が固まっていなくても構いません。
構想段階の壁打ちから、演出、撮影、技術実装まで、
プロジェクトの状態に合わせて柔軟に対応します。
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