


アリナミンのブランドをグローバル市場に向けて再定義する必要があった。日本の広告的文脈を脱し、多国籍な視聴者に届くよう言語情報を極限まで削ぎ落とし、視覚と聴覚のみで印象を形成する構成が求められた。

ブランドの核である「覚醒感・エネルギー」を、文字情報ではなく物理的現象として表現する企画を設計。人間像をシルエット化し、国籍・性別・人種の識別情報を排除した。映像全体をビジュアル・サウンド・モーションの調和で語る設計とし、視覚的リズムで"効能の感覚"を可視化している。


物撮りに特化したCMカメラマンと協働し、CI撮影では瓶の俯瞰構図と粒の落下音を象徴的に演出。素材の物理性と音のディテールを最大限に活かしたライティングを採用した。サウンドデザインを中心に編集を設計し、アリナミンの瓶を振った音をCIロゴの発音源として定義。"音のロゴ"としてブランドを記憶させる構成で、最小限の要素から最大の印象を引き出した。

ブランドアイデンティティを「音」と「動き」で定義し直すという新しいCI表現を確立。情報過多な医薬品広告から脱却し、感覚的・抽象的なブランド映像として海外市場にも適応可能な設計が評価された。















