Maglie le cassetto

2023

Forms Beneath Softness

Black silhouette of a person holding a heart-shaped balloon.

Maglie le cassetto

2023

Brand Storytelling

アートディレクション/撮影/グレーディング
可憐さの奥に、形としての意志を探していた。 その年のフェミニンは、軽さの中に確かな構築を宿していた。

① PREMISE | 前提の設計

百貨店のフェミニンブランドは、華やかさを見せようとするほど「甘さ」に寄っていく。だが、Maglieが選ばれている理由はそこではない。フィット&フレアのシルエット精度と、素材そのものの品位。「甘くなりすぎない」ことが、このブランドの核心だった。最初の撮影で定めるべきは、その品位をどのトーンで画に定着させるかだった。

縫い目のラインが1mm変わると、シルエットの印象が変わる。その差異が写真に残る距離で撮る。それがMaglieとの最初の約束だった。

光の強度と陰のやわらかさ、そのあいだにある意志を描く。

② STRUCTURE | 演出・構造の設計

華やかさを引き算する方向で画の基準を設計した。装飾を主役にしない。服の構造線——ウエストの絞り、裾の広がり、肩の落ち方——がそのまま画面の骨格になる構成を選択。陰影の比率と余白の配分で「品位」のトーンを固定した。色味はブランドの持つ上質感を損なわない範囲に統一し、全カットを通じて散らさない。

③ INTEGRATION | 技術・実装と統合

各ルックごとにハウススタジオでの自然光を生かしつつ、多数の照明を使用して設計。素材の質感——ツイードの粒立ち、レースの透過、ニットの肉厚さ——が正確に伝わる光を組んだ。グレーディングでは淡色の階調を精密に保ちつつ、彩度を上げるのではなく光の質を整えることで「明るいが落ち着いている」というトーンに着地。ブランドが持つ「甘くない上質さ」を、写真のトーンとして定義した。

④ VALUE | 変化・価値の結実

Web・チラシ・ポップ・店頭カタログ・SNSと横断的に展開。この初年度で確立したトーン——華やかさを引き算して品位を残す——が、以降のシーズンにおけるビジュアル設計の基準線となった。Maglieとは2023年から4年目に入る継続撮影を担当しており、2026年も撮影が続いている。

Start from the Premise.

企画書が固まっていなくても構いません。
構想段階の壁打ちから、演出、撮影、技術実装まで、
プロジェクトの状態に合わせて柔軟に対応します。
Night sky filled with countless stars and the Milky Way galaxy visible above a dark silhouette of trees.
Young woman in a light dress looking up against a clear blue sky.
Silhouettes of two people on a rocky hill during a colorful sunset with a starry sky.
Hand reaching towards bright sunlight with blurred green foliage in the background.

START PROJECT

START PROJECT

START PROJECT

START PROJECT

START PROJECT

START PROJECT