


野外上映イベントの入場ゲート演出。映画を「観る」体験は上映開始で始まるのではなく、会場に足を踏み入れた瞬間から設計できる。回転LEDによる空中表示デバイス「3D Phantom」を複数台使用する条件があったが、機材の珍しさだけでは一過性の驚きで終わる。装置の物理特性を演出の文法として組み込み、来場者の意識を日常から作品世界へ接続する導線を設計する必要があった。

3D Phantomを複数台連動させた立体的なゲート演出を設計。上映作品のトーンと都市の夜景が調和する光演出を構築し、短時間で印象を残す映像設計を行った。映像メディアの物理特性——回転・輝度・視差——を考慮した構成を策定している。


上映作品のビジュアルモチーフを抽出し、空間的に回転するモーショングラフィックスとして再構成。ディスプレイ上の残像効果を利用した光の軌跡表現を実装した。

入場ゲートの3D Phantom演出は来場者の撮影スポットとなり、イベントの象徴的なビジュアルとしてSNS上でも拡散された。回転LEDという物理デバイスの制約を演出文法に転換し、「映画体験は上映前から始まる」という設計を実装した一例。












