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飲食ブランドのデジタルCI・サイネージ映像において、「和」のトーンは往々にして装飾的な静止画の延長に留まりやすい。動きを加えれば現代的にはなるが、ブランド固有の質感や佇まいが希釈される。求められていたのは、伝統的な筆致の品位を損なわずに、デジタル空間と店舗体験の双方で機能するブランド映像の骨格だった。
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ブランドCIの核である「山=富士」を、単なるモチーフではなく"舞台装置"として再定義した。朝から夜、季節、天候という時間軸を一本通すことで、静止画では不可能な「世界が動いている」感覚をブランドに内包させる構成を選択。登場する鳥、スキーヤー、登山者といった動態は物語の説明ではなく、風景に命の気配を宿すためのレイヤーとして配置している。タイポグラフィも和の文脈に閉じず、現代的なグリッドとの共存を前提に設計した。
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夕暮れ、夜明け、雲、鳥、パラシュートなどの動態をCGで表現。質感は和紙・墨調のトーンを再現しつつ、現代的なタイポロジーと光の演出で最適化した。映像の動きそのものが"山登り"の体験を象徴するよう、モーションの緩急を精密に設計している。
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店舗サイネージを中心に展開され、現在も各店舗で上映が続いている。和の筆致を保ちながら現代的なモーションとして再構築したデジタルCIが、ブランドの空気を日常的に伝える装置として機能している。
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