


造園の価値は、美しく完成した庭だけにあるのではなく、その「つくる過程」にもある。職人の手仕事と重機の動きが一体となって、少しずつ風景が生まれていくプロセスそのものが、この仕事の魅力だ。だからこそ、完成形を見せるだけでなく、人と機械が共に風景を編んでいく姿を提示することで、造園業を「景観をつくり、暮らしを支える仕事」として伝える必要があった。

庭づくりの現場を8つのシーン構成で設計し、完成庭園の美しさから施工途中のダイナミズムまでを横断的に描く構成を選択した。実際の施工現場に密着し、職人の呼吸と建機の稼働が自然に重なる瞬間を演出。カメラ位置や動線を職人のリズムに合わせ、仕事の手を止めさせずに記録することで、現場の信頼を獲得している。


シネマカメラでの浅い被写界深度により、重量感と繊細さが同居するルックを構築。都市空間に隣接する造園現場を背景に入れ込むことで、「生活と自然をつなぐ建機」という構造を画角の中で提示している。編集では造園業の"静→動→静"という呼吸を映像リズムに落とし込み、職人の手元のクローズアップから庭園全景まで、視点のスケールを自在に行き来させた。グレーディングは緑と土の色を軸に、重機の金属感と自然の有機性を対比的に調整。黒を締め、自然光を活かしたトーンで現場の空気感を担保した。

限られた現場時間の中で、造園業の身体性と建機の信頼性を同時に提示できた。製品紹介に留まらず、造園の価値を「景観をつくり、暮らしを支える仕事」として可視化し、新しい見せ方の基準を確立した。
人の感情と、機械の構造。そのハーモニーを、造園という領域に落とし込んだ。
風景は、手だけでも機械だけでも完成しない。両者が同じリズムで働く瞬間を、映像として定着させた。
公式チャンネルにて8.3万回再生。
























