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SPECTRUM
光が物質になる瞬間
When Light Becomes Matter
SPECTRUM
光が物質になる瞬間
Installation Art / Permanent Work
建築の内部に、太陽光の“質”だけを抽出して再構成した作品。 プリズムと照明装置の相互作用によって、光そのものが空間を満たす瞬間を設計した。 人が毎日通過する場所に、光の存在を身体的に思い出させるための装置。
statement
光には、温度、圧、速度、色、そして“質”がある。
しかし都市の生活空間では、その質を直接感じる機会はほとんど失われている。
SPECTRUM は、陽光のもつ原初的な力
—暖かさ、眩しさ、立ち上がりの強さを、建築空間の内部で再現するための試みである。
12 メートルの吹き抜けを満たすプリズムガラスは、光を“拡散させるための装置”ではなく、
光そのものを空中に“存在させるための器”として設計した。
頭上の照明は、太陽光がもつ急峻で鋭い立ち上がりを模した強度と、
空気をゆっくり満たすような柔らかな明滅を、独立したリズムで呼吸させている。
それは物語を語る光ではなく、身体に触れ、記憶の深部に残る光である。
直視できないほど強い光源、壁面に落ちる断片的な分光、
足元へ静かに落ちる影の揺らぎ。
そのすべてが、“光を視覚の現象ではなく、物質的体験として扱う”ための構造である。
ここで光は、空間を照らすための機能を超え、
住む人の内部にひそむ、世界への感受性を呼び戻す役割を持ちはじめる。
SPECTRUM は、光という現象を“生活者の感覚に介入する存在”として再定義する。
それは太陽を模倣するのではなく、人が本来もっていた自然への感覚を、
空間との対話を通して静かに更新するための装置である。
CHAPTER 1|Phenomenon 光の知覚
吹き抜けの縦軸全体を使い、光が落ちる・広がる・浮かぶという三つの状態を分離して再構成。
“光を見ている”のではなく、“光に包まれる”という感覚を取り戻す設計。
太陽光の圧力・熱・眩しさといった、機能ではなく“質そのもの”を扱うため、光をプリズムで物質化し、空間に固定する構造を導入した。
見る角度によって色と濃度が変わり、鑑賞者の身体が光の存在を実感する。
CHAPTER 2|Density 存在の再構成
プリズムガラスと照明の二層構造により、太陽光の分光・拡散・収束を疑似的に再現。
光は一定のリズムではなく有機的に強度を変え、空間に一種の“生気”を生み出す。
CHAPTER 3|Integration 光の記憶
訪れる人の視点や動きによって見える色が変化し、
光が“その場限りの体験”として記憶に残る構造を採用。
空間に対する理解が、静かに更新されていく。
Creative Process
Structure|光の物質化
吹き抜け全体を縦方向の光の器として再設計。
プリズムガラスと照明装置の配置を「光の落下線」に合わせて構築した。
Optics|光学設計
太陽光の質感を参照し、眩しさ/温度感/立ち上がりの速さを分離し再構成。
照明は“直視不可の光源”として設計し、空間への影響を優先した。
Spatial Design|空間統合
来訪者の動線と視線の高さを精査し、光の“遭遇の仕方”が変わるよう複数の視点を設計。
日常動作の中で気づきが生まれるよう、反復的な体験設計を重視。
Finishing|環境化
プリズムの反射率・色収差・影の落ち方を現場で微調整し、
光が“装置”ではなく“現象”として立ち上がる最終状態に仕上げた。
CONTEXT
SPECTRUM は、ZEN で始まった「感覚の入口」、Transmittance Wood の「光の構造化」、
Sun & Moon の「時間への感性」という系譜の中で、
“光そのものが存在として立ち上がる瞬間”を扱った作品である。
TAUMA のインスタレーション群において、光を最も直接的に、最も素手のまま扱った章にあたる。
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