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Transmittance Wood
光が「樹木」を成立させるとき
Collaboration: DAIWA HOUSE INDUSTRY
Transmittance Wood
光が「樹木」を成立させるとき
Installation Art / Permanent Work
光は、形を持たないまま世界を構築している。 本作では、物質としての樹を一切置かず、レーザー・プロジェクション・透明素材を重ねることで、“光そのものが構造体になる” という逆転を試みた。 自然の木漏れ日が持つ微細な揺らぎを、デジタルで“再現ではなく再構成”する作品。
statement
Transmittance Wood は、光の振る舞いを「樹木」という形態に見立てる実験から始まった。
高さ 8m の吹き抜け空間に、透明膜と細い針金だけで最小限のフレームをつくり、そこにレーザーとプロジェクターを重ねる。物質はほとんど存在しない。それでも、人はそこに「幹」や「葉」の気配を読み取る。
木漏れ日は、葉を通過した光がピンホールの原理で太陽の形を結ぶ現象だ。
私はその“光が形をつくる”という逆説的な構造に魅せられてきた。
この作品では、自然界にある「ほぼ同じで、わずかに違う」揺らぎを、リアルタイム生成のプログラムによって持続させている。毎秒異なる光の形は、自然がそうであるように、決して同じ瞬間を繰り返さない。
ここで可視化しているのは、樹木の姿そのものではない。
光が世界を形づくる“原理”の手触りであり、
人が自然の中で感じている「気配」「存在感」「揺らぎ」の構造である。
空間に眠っていた“光の記憶”を起こし、建築そのものを知覚の装置に変えるための試みである。
CHAPTER 1|Perception
透明な幹、細い針金、ほとんど存在していないはずの物体が、光を受けることで突然「樹木のように」立ち上がる。
観る者は、物質ではなく 光のふるまい を手がかりに世界を読もうとし始める。
CHAPTER 2|Generation
サイドのプロジェクションは木漏れ日のパターンを、レーザーは幹の軸を、プログラムは微細なゆらぎを絶え間なく生み出す。
自然界の「変わらないようで変わり続ける構造」を、デジタルが模倣ではなく生成によって立ち上げる。
CHAPTER 3|Definition
ここで定義される「樹」とは物質ではない。
観察者が“そこにある”と感じる 存在の構造そのもの である。
光が物質の役割を奪い、空間が「知覚の森」として再構築される。
Creative Process
Structure|空間の骨格
透明膜と針金による最小限の構造体を設計。
物質感を消し、光の振る舞いだけで空間が読める状態をつくる。
Light Design| 光の設計
レーザーとプロジェクションを多層で重ね、木漏れ日の構造を分解・再構成。
“ほぼ同じで少し異なる”光の揺らぎをプログラムで組み込む。
Generative Program|生成の制御
リアルタイムの光パターンを生成し、自然現象の不規則性を模倣するのではなく、
自然の“作動原理”を翻訳する設計を行った。
Spatial Finishing | 建築との統合
8m 吹き抜けの環境に合わせ、光が建築面に落ちる角度・広がり・密度を調整。
鑑賞者が“森の内部”にいるような音と光の同調環境を構築。
context
Transmittance Wood は、光そのものを“構造体”として扱う最初の試みだった。
物質を減らし、光のふるまいを中心に空間を立ち上げるという発想は、
Sun and Moon、SPECTRUM、EXPOSE へと続く「光の構造化」シリーズの出発点となった。
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